ジムニーJB23Wの走行時の油温変化について
ジムニーにDefiの油温計を取り付けたことによって、正確な油温を知ることができるようになりました。
油温が上がりやすいと言われるジムニー。はたして実際のところはどうなのか。
街乗り、ワインディングロード、高速道路の3シチュエーションでの油温の変化を調べてみました。
(チェックしたのは8月、外気温30度以上という条件)
車両に関して
クルマのチューニング度合いによっても変わってくると思われますので、記事執筆時のジムニー(JB23W10型)の仕様を載せておきます。
- エンジンオイルはmobile1の5w-40。
- 純正ECU書き換えによるハイオク・ブーストアップ仕様(実測で80PS弱の出力)
- インタークーラーの導風板
- 純正置き換えエアフィルター
油温に関係しそうなものはこのくらい。排気系は完全ノーマルです。
詳しい仕様は別記事で。
関連記事:ジムニーの仕様
暖機の時はどうなのか
まずは朝一のエンジン始動後、どのくらいで油温が適温になるのか気になっていたので調べてみました。なおアイドリング状態ではなく、ゆっくり走りながらの計測です。
純正の水温計が真ん中のメモリ5になった時点で油温は約55度でした。
エンジンオイルの適温は諸説ありますが、大体90〜100もしくは110度あたりと言われることが多いので、まだちょっと低めですね。その後4、5分走ると油温が90度になりました。
純正水温計が真ん中になったからといって、いきなり全開にするのは良くないかもしれませんね。
街乗り
街乗り時の油温について。街といっても田舎なので信号は少なめ、交通の流れも比較的スムーズな環境です。暑いのでもちろんエアコンはON。
この場合、油温は90〜100度の間で安定していました。夏場でこれなら、街乗り時は油温を心配する必要はなさそうです。当たり前といえば当たり前ですが。
ワインディングロード
ステージは筑波山の表筑波スカイライン。風返し峠〜朝日峠駐車場の約10km区間の往復をそれなりのペースで走ってみました。
この時の油温は110度がピークでした。エンジンも6000くらいは回したのですが、思ったほど上がりませんでしたね。もっと長い距離をガツガツ踏んでいくとわかりませんが、少なくとも僕の乗り方でワインディングを走る分にはあまり問題なさそうです。
高速道路
100km/h巡航(5速4000回転ちょい)では100〜110度弱といったところ。
もうちょい速度を上げてみたのですが、MAX116度という結果でした。しかし、ジワリジワリと油温が上がって行く感じでしたので、そのまま長時間走ったり、120km/hとかそれ以上出すような場合は、結構危ない温度域に入ってきそうです。
まとめ
外気温、乗車人数、道の勾配等、条件によって変わってくると思われるので、必ずしも今回のような結果になるとは限りませんが、現時点での結論としては「常識的な乗り方の範疇では心配ない」ということになりました。
メーカーがきちんとテストした上で製造しているのですから当然といえば当然ですね。
とはいえ、険しい坂道を走ったり、高回転でガンガン走るなどする場合は、やはり油温のチェックは大切になってくるでしょう。エンジンを壊さないために、そして気持ち良く走らせるためにも、油温計を取り付けてクルマのコンディションを把握することをおすすめします。
次に読むなら:油温計を取り付けよう!
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