小さなストーブとランタン。非日常を演出する名脇役
- 2018.04.25
- 更新日:2018.08.11
- モノ語り
キャンプ好き、アウトドア好きは大体ギア好きでもある。
新しいモノが発売されるたびに気になり、時には自分のコレクションをアップデートさせる。道具が増えると、使う頻度が極端に少なくなるモノも当然出てくるものだ。
しかし、キャンプを始めた頃に手に入れたアイテムというのはちょっと特別で、たとえ使う頻度が少なくなったとしても、なかなか手放す気にはならないものなのだ。
僕にとってsnow peakの「ギガパワーマイクロマックス」と「ギガパワーランタン天」はそんな道具。
小さなガスストーブとランタンはキャンプの象徴だった
幼い頃、夏休みになると家族でキャンプに出かけた。大自然の中で過ごす時間は文句なしに楽しいものだったし、家ではあまり手伝うことのなかった料理や食器洗いさえも、率先してやったりしたのもいい思い出。
そんな思い出の中でも特に印象に残っているのは、父が愛おしそうに扱う道具たち。普段はガレージに仕舞われていて、夏のキャンプの時にだけ活躍するその道具たちは、非日常を演出する名脇役だったのだ。
特にテーブルの上でコーッという音とともに湯を沸かす「小さなガスストーブ」と、光り輝く「小さなガスランタン」は、僕の中で象徴的なアイテムであった。
それから10数年経ち、大人になった僕が最初に買ったキャンプ道具はやはり、小さなガスストーブとガスランタンだった。自分専用のキャンプ道具を手に入れた時の喜びは、今でもよく覚えている。
これからもずっと
手入れらしい手入れもしていないが、不調になることもなく元気に働いてくれている。今ではもっと性能のいいものもたくさん売っているし、新製品が出るたびに僕の心は揺れ動くことだろう。
それでもきっと、これからもずっと。この2つは僕の中で象徴的なアイテムであり続けるに違いない。
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